美容業界や健康食品業界で働く人たちが、正しい薬学の知識を学ぶために美容薬学検定を受けています。
年齢や保有資格、関連業界での勤続年数など、受験資格は一切設けられていませんので、誰でも美容薬学検定を受験することが可能です。
美容薬学検定の概要・難易度と合格率について
試験時間は120分、マークシート方式の問題が70問出題されます。
60%以上70%未満の得点率なら2級、70%以上の得点率なら1級に合格です。
60%未満は点数に関係なく不合格となりますので、42問以上の正解を目指して勉強を始めていきましょう。
1種類の試験を通じて1級や2級合格と認定されるため、2級を目指している人も当日の出来次第では1級合格のチャンスがあります。
試験は春と秋の年2回、東京や大阪など都市圏の会場にて実施されています。
主催団体はNPO法人・日本セルフケア支援薬剤師センターです。
同団体は内閣府認証の特定非営利活動法人で、美容薬学検定の他に薬学検定試験も開催しています。
ちなみに美容薬学検定と薬学検定試験の3級と4級は、同じ日に同じ会場で試験が行われます。
美容薬学検定のついでに併願受験もできますので、学習時間に余裕があれば薬学検定試験3級又は4級にもチャレンジしてみましょう。
個人受験の場合は受験料6,100円、10名以上の団体受験なら1人当たり4,800円です。
受験料の支払いは、薬学検定事務局の公式HPから受験願書をダウンロードし、郵便局や銀行経由で振替又は振込により行います。
また北海道から沖縄まで、受験料が納付できる特約書店もあります。
くまざわ書店、いけざわ書店、ジュンク堂書店などの指定店舗がお近くにあれば、本屋から申込手続きを済ませられます。
一ツ橋書店が発行している、美容薬学検定の公式ガイド&テキストを使って勉強を進めていきます。
定価1,188円、ネットショップでの取り扱いもあります。
基礎科目だけでも、人間の体についての構造、女性ホルモンと男性ホルモンの働き、皮膚トラブル、毛髪トラブル、衛生管理と試験範囲は広いです。
専門科目では、用語や美容成分の見方、サプリメントなどに含まれる栄養素の知識を覚えていきます。
1級合格のためには、試験で70問中49問以上の正解数が必要となります。
やや難しい試験のようにも思えますが、きちんと公式テキストに記載されていることを覚えられれば簡単に合格できます。
もともと美容に興味があった人、関連する仕事に就かれている人などは、満点に近い点数を取れるとのことです。
直近の合格率は公表されていないため、正確な難易度は不明です。
2014年6月に開催された試験の合格率は、約80%でした。
参考にしてみてください。
主催団体の公式HP上では、解答付きの模擬テストを配布しています。
300円の諸費用はかかりますが、不安な方は申し込んでみましょう。
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